新「豊川市」誕生

東愛知新聞社 行政・政治 2010年2月2日

 豊川市と宝飯郡小坂井町が1日合併し、新「豊川市」が誕生した。市文化会館では合併記念式典が開かれ、山脇実市長が新市のまちづりに決意を示した。豊川・宝飯地域が一つにまとまった新生・豊川市は、人口約18万3000人で県内7番目となり、面積は約160平方キロメートルに広がった。
 式典には、県知事や近隣地域の首長、市民ら約1000人が出席。オープニングセレモニーでは、新市の自然や歴史、文化などを映像で紹介したあと、旧小坂井町の子どもらでつくる「伸開太鼓」、豊川高校和太鼓部「威鳴太鼓」がそれぞれ力強い演奏を披露、新市誕生の鼓動、躍動感を表現し、門出を祝った。
 山脇市長は、豊川・宝飯地域の合併の経過を振り返りながら「小坂井町との合併で豊川市と宝飯郡は一つとなった。各地域の住民が持てる力を一つに結集し、協働による新しい魅力あふれる豊川市を築こう」と述べた。
 神田真秋知事は「結束し、互譲の精神で前進し、合併を機に大きく飛躍して県の発展につなげてほしい」と新市への期待を寄せた。
 一方、合併に伴い旧小坂井町役場に設けられた小坂井支所では同日、開所式が開かれた。山脇市長は「今までと変わりない住民サービスを提供するため住民窓口を総合的に取りまとめた支所を開設する」と開所宣言し、「全市民が『合併して良かった』と言えるまちづくりを進めるためにも住民の皆さんの協力が必要」と呼び掛けた。
 伊藤憲男・旧町長は「小坂井の住民が1日も早く豊川市民となることが大事」と述べ、市消防音楽隊が市歌などを演奏して祝福した。
 豊川市と宝飯郡4町は2001(平成13)年、対等合併を目指して協議を始めたが、実現できず、その後、一宮町を皮切りに段階的に合併。今回の小坂井町を最後に一体化した。

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