【沖永良部総局】左足の指で絵を描く沖縄県伊江村在住の画家・木村浩子さん(72)が10日、与論町の茶花小学校(中馬幸秀校長)と与論小学校(郡山裕子校長)を訪れ、児童と交流した。木村さんは筆で文字を書き、障害を乗り越えて創作に打ち込む情熱を伝えた。
木村さんは山口県出身。脳性小児まひの後遺症で体が不自由だが、唯一動かせる左足の指を使って絵を描き続けた。世界身体障害芸術家協会会員。1983年に伊江村へ移住し、民宿経営の傍ら国内外で個展を開いている。
与論町には福祉関係者との出会いが縁で足を運んでいる。与論小は3回目の来校で4~6年生と交流。自身の半生を紹介したDVDを視聴し、「できることは自分でする。そのことがうれしい」「友達は宝。皆さんも相手の気持ちになって仲良くしてほしい」と語りかけた。
木村さんは左足にゴムで筆を固定して「人が好き」「心」の文字を書き上げた。児童は自分の思いを伝えようとするひたむきな姿に胸を打たれた様子で「今まで親に甘えていた自分を反省したい」「毎日を大切に暮らそうと思った」と感想を話していた。
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