ゴバンノアシ咲く/絶滅危惧の貴重種

宮古毎日新聞 地域 2009年11月19日

 【多良間】多良間村塩川の知念裕次さん宅の庭で、ゴバンノアシ(サガリバナ科)が、夜に美しく咲き近所の人々の目を楽しませている。環境省レッドリストの絶滅危惧種に指定されている貴重な植物。サガリバナが上向きに咲いた形で、甘い芳香を漂わせている。
 碁盤の足に似た実の形が、名前の由来とされる。
 知念さん宅のゴバンノアシは、12年前に海辺で拾った実から育てた。現在の高さは約4メートル。今年が初開花で、8月末から毎晩のように咲いている。夕方に蕾(つぼみ)から咲き始め、夜に満開、午前中のうちに落下する。
 自生地は数カ所知られるが、開花結実する個体は極めて少ない。石垣島では、1個体が市の名木に登録されている。
 県外の分布域は台湾、スリランカ、マレーシア、ミクロネシア、ポリネシア、オーストラリア。県内では石垣、西表、波照間、与那国などで確認されていた。

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