成章高生徒が「にんじん芋タルト」商品化

東愛知新聞社 社会 2009年11月6日

 田原市の成章高校の生徒たちが、ビジネス実践授業で地場産品を使った独自の商品開発に取り組んでいる。渥美半島特産「にんじん芋」を使った特製タルトを地元のパン・ケーキ店へ製造委託。来年2月中の商品化と地元の朝市での発売を目指す。将来的には路開拓も視野に入れ、地域ブランド育成やまちおこしにもつなげたい考えだ。
 商品化する「キャロッポタルト」の原材料にはサツマイモの切干しにたものを使用。豊富な甘みとベータカロチンを含んだ健康志向の消費者にも配慮したスイーツで、沖縄発のご当地商品として人気の「紅芋タルト」からヒントを得た。
 一連の試みは、同校商業科3年生の「総合実践」の授業で地元の朝市「二七の市」に出店するプロジェクトとして2学期から半年の予定で始動した。キャリア教育を手がける安田真浪さん(トライアングル・トラスト代表)を講師に、企画立案から資金調達や管理、販売促進などビジネスのいろはを学ぶ。
 受講する生徒40人は実行委員会のほか商品開発、調査、予算、広報PRの各委員会で役割分担。民間財団の公募助成金への応募で資金調達を試みたり、朝市の主な客層や売れ筋を調べるなど準備に余念がない。今月は製造元の市内のパン・ケーキ店と折衝に入る。
 同校では次年度以降も3年生の授業で、朝市での販売などを続ける。将来的には道の駅や観光ホテルなどのみやげ物店やインターネットへの販路拡大、同校生活科学科との連携でさらなる広がりも模索したいという。
 プロジェクトのリーダーを務める安田昇司さんは「商品販売を通して若い人にもまちなかへ足を運んでほしい。若い客層にも支持されるよう、的を射た販売戦略などが課題になると思う」と冷静に見通しを語る。
 担当教員の志満津智史教諭は「生徒が自ら考えて行動することが肝心。成功も失敗も肌で感じることで大きな糧になる」という。

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