“野鳥の楽園”拡大/水草撤去作業が完了

宮古毎日新聞 地域 2009年9月7日

市が進めていた池間湿原の水草撤去作業がこのほど終了し、渡り鳥が越冬する水域が拡大した。面積は約1・5ヘクタール。10月からオナガカモ(カモ科)やオオバン(クイナ科)、ササゴイ(サギ科)などが飛来する。宮古野鳥の会副会長の仲地邦博さんは「たくさんの水鳥が飛来するものと期待している。楽しみが増えた」と語った。
  国からの地域活性化生活臨時交付金事業で実施した。地域資源の再生による観光交流の促進、雇用機会の拡大および地域活性化や湿原の再生を図ることなどが目的。総事業は500万円。
 作業員には、地元の男性らを臨時雇用した。これから鉄骨造りの野鳥観察小屋建設が着手される。面積は約40平方メートル。
 池間島のほぼ中央にある湿原の面積は38ヘクタール。かつては海とつながる入江だった。1968年、池間漁港のしゅんせつ工事に伴う大量の泥土や砂れきなどを投入。入江の入り口がせき止められ、孤立化した入江は淡水化した。
 その後、水草の繁茂で陸地化が進み、水域は年々狭まった。それが原因で、水鳥の飛来が減少したと指摘されていた。
 仲地さんが、これまでに池間湿原で確認した野鳥は、渡り鳥や迷鳥、留鳥を含めて約200種という。

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