釧路のゆく夏を惜しむ第54回くしろ市民北海盆踊り(同盆踊り会主催)は19日夜、昨年を上回る37団体約2700人が釧路市北大通を踊り歩き、メーンストリートを沸き立たせた。それぞれ、そろいの浴衣やユニークな仮装で全面開放された北大通に繰り出すと、本やぐらから流れる北海盆歌保存会のはやしと迫力ある歌声に「エンヤーコラヤー」と合いの手を入れながら、あでやかな踊りの輪を作った。
このうち今年度で閉校する釧路星園高校(館山昭校長)の3年生に加え、卒業生、教職員ら約100人が手踊りの部に「市民の皆さんに感謝を」と初出場。花柳寿登芳師匠の指導の下、見事な踊りで沿道の喝采(かっさい)を浴びたほか、仮装の部では、トトロなどスタジオジブリの人気アニメキャラに扮(ふん)した釧路信用金庫など、ユニークな衣装が会場に花を添えると、釧路末広振興会が振る舞う酒で、ほろ酔いの参加者も。沿道を埋め尽くした市民も一体となって、それぞれが過ぎゆく夏の一夜を楽しんだ。
心配されていた天候は開始早々から小雨がぱらつき、一時落ち着きを取り戻したものの、開始30分を過ぎたころから徐々に雨脚を強め、予定を大幅に繰り上げて午後8時前には終了した。