通学バスパスポートで茅野駅⇔諏訪東理大が無料

長野日報社 未分類 2008-05-13

 茅野市の諏訪東京理科大学は新学期から、路線バスで通学する学生の経済的負担を軽減するため、「通学バスパスポート」の発行を始めた。運転手に提示すれば、茅野駅―大学間が無料で乗車できる。諏訪バスと連携した組みで、併せて同駅―大学線の運行便数を増やし利便性を高めた。取り組みにより、路線バスで通学する学生が増加傾向にあるという。地域に根ざした大学として、路線バス維持に向けた手助けになれば―という願いも込められている。
 同駅―大学間の運賃は往復で600円。学生の運賃を大学側が負担しバス会社に支払う仕組みで、大学と諏訪バスが3月に契約を結んだ。全学生の約4分の1の308人が申請しパスポートの発行を受けている。学務課は「冬期は利用者がさらに増えるのでは」と見ている。
 一昨年度、学生に行った学生生活に関するアンケート調査で路線バスに関し、「料金が高い」、「大学までの便数を増やしてほしい」などの要望が出された。これを受け、大学側が検討を始め、昨年度1年間、パスポート発行や運行ダイヤなどについて諏訪バスと協議を重ねてきた。
 この中で諏訪バスは、「需要に応えるため」、同駅―理科大線の運行便数を増やした。このうち、同駅から理科大行きは1日4便から11便に増加。運行時間は講義開始・終了時間や列車の同駅到着時間に合わせ組まれている。
 学生の路線バス利用は、大学が一昨年12月に行った調査だと1日80人だったが、新ダイヤでの運行が始まった4月26日は朝の1便だけで約100人が大学バス停で降車。車で通学するため大学駐車場の使用許可申請をする学生が減ったことからも、「パスポートの発行や利便向上で路線バスを利用する学生が増えている」と学務課は見ている。
 同駅―大学間を路線バスで通う1年生の男子学生は「経済的に助かる」と歓迎。学務課は「地域の路線バスは利用客が減れば存続が危うくなってしまう。取り組みが地域貢献につながれば」と話す。諏訪バスもこうした取り組みを「乗客が増えることはありがたい」としている。

長野日報社のサイトへ

最新マップ