コミュニティーバスや路線バスの利便性向上や連携強化、格差解消などを目指した実証運行として、守谷市は8月1日から、市のコミュニティーバスを「モコバス」との新名称で運行開始する。従来より増車、運行便数も大幅に増やす。路線バスと重複する路線を減少させ、運賃も見直す。
同事業は市や県、関東運輸局、市内の路線バスを運行する関東鉄道など運送事業者で構成する市地域公共交通活性化協議会が今年3月から検討を進めてきた。国庫補助を得て、今年度から2011年度までの3カ年で3億8000万円をかけて実施する。
中心となる見直しは、従来のコミュニティーバスを3台から6台に増車。現在の守谷駅を拠点にした循環を、左右双方向の循環にする計画。1時間1便を平均20分間隔とし、8便から43便に増便させる。運行時間は午前7時台~午後6時台を、午前6時台~午後9時台と大幅に広げる。運賃はサービス向上に伴い、100円から200円に値上げする。路線バスとの重複を解消するため、4路線のうち、路線バスの走る2路線は廃止する。
一方で地域や路線バスとの連携を強化。北守谷公民館―守谷駅西口を結ぶ路線バスはルートを変更し従来より9分短縮する急行バスとする。みずき野、美園、けやき台など、守谷駅から南守谷駅周辺を循環する路線バス「地域交流バス」も2011年運行開始で準備が進められている。このほか、守谷駅と会田記念リハビリテーション病院間を利用する市民向けに、同病院の企業バスを登録制で無料利用を可能とする。
また路線バスが市内乗り放題で、3カ月4000円の「シルバーおでかけパス」を、コミュニティーバスに乗る際に提示すると半額になる割引制度も準備している。
実証運行スタートにあわせ、コミュニティーバスを従来の「やまゆり号」から「モコバス」に車名変更。デザインも環境への優しい走行を目指し、空の青をイメージしたデザインとなる予定。
事務局の市企画課は「実証運行を通じ、市内のバスが幅広い世代に利用され、マイカー利用も自粛されることで、環境にも優しい運行となるよう期待したい」としている。