10日は「時の記念日」―。今年も同日から3日間、土浦市中央の亀城公園内の土浦城櫓門「太鼓櫓」で、「刻(とき)の太鼓の会(須田義之会長)」のメンバーが太鼓を打ち鳴らし、市民に時を告げる。
「土浦にすぎたるものが二つあり、『関の鉄砲』と『刻(とき)の太鼓』」と言われてきた。
「刻の太鼓」は、土屋藩主の前にあたる朽木氏が、平屋だった櫓門を2階建てに改修したのを機に太鼓を設置し、城下に時を知らせたのが始まりとされる。その後、土屋氏が引き継ぎ116年間続いたが、廃藩置県で中止となった。土屋氏の藩士170人が、長く太鼓を打ってほしいと同市真鍋の八坂神社に太鼓を寄贈した。
同神社の行事として1933年まで続いたが中断。2000年11月の土浦市制施行60周年を記念して有志が復活させた。
土浦の伝統文化を守ろうと「刻の太鼓の会」を07年に結成、翌年から「時の記念日」に合わせ毎年実施している。県指定文化財になっている櫓門で今年も往時の太鼓を使用して市民に朝夕6時の時を告げる。