石垣市で「魚垣」サミット

八重山毎日新聞 社会 2009-06-08

来年5月メド、国内外関係者集う

 「魚垣」のある地域から関係者が集う「第3回日本石干見(いしひみ)サミット」が来年、石垣島で開かれることになった。先月下旬、長崎県五島市で開かれた第2回サミットには、白保・竿原(ソーバリ)地区の海岸で魚垣を復元した白保魚湧く海保全協議会(山城常和会長)の桴海浩克理事らが出席し、「第3回サミットは“世界サミット”として開催したい」と抱負を述べ、同じ仕組みの漁法を持つ海外の地域にも参加を呼び掛けたい考え。
 同協議会では今後、県や市、竹富町との間で調整を図りながら、第3回サミットの開催時期や開催方法について詰めていきたい考え。開催時期は台風シーズン前の5月をめどにしているが「まだ未定」としている。
 魚垣は浅瀬に石を積み上げたもので、潮の干満を利用して魚を囲い込むためのもの。原始的な漁法の1つとされ、その文化的な価値を見直そうという動きがある。竿原地区での復元もこうした動きに関連して行われた。
 国内では、08年に第1回サミットを開催した大分県宇佐市や五島市で復元や活用が行われている。海外では、台湾などにも魚垣の漁法がある。サミットの名称となっている「石干見」は宇佐での魚垣の呼び名。
 白保中の生徒は、06年に行った竿原地区での復元に関連して、先行した取り組みを行っていた宇佐市立長洲中学校との間で手紙のやりとりをすることになり、これをきっかけに、同協議会が宇佐市を訪問。去年5月には時枝正昭・宇佐市長(当時)が竿原地区の魚垣を視察している。
 こうした交流から、第2回サミットに同協議会が出席することになった。
 第2回サミットでは、関西学院大学の田和正孝教授が「よみがえる伝統漁法石干見」の演題で基調講演したあと、「古式漁法“石干見”を語る!」をテーマにパネル討論を行った。同協議会の上村真仁事務局長はパネリストとして参加し、海垣が持つ多面的な機能を紹介するとともに、「里海」の再生による生物多様性の保全への取り組みなどについて提言を行った。
 開催地の地元児童からは「白保と長洲の子どもたちと文通したい」という要望も出された。

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コメント

台湾にはこの原始的な漁法である石積みの罠が沢山残っています。漁業的な価値は薄れましたが、その造形の美しさと、安全に漁業体験ができる事から、観光方面から利用価値が高まっています。
http://www.geocities.co.jp/Col
http://www.geocities.co.jp/Col

kanntyan2: [2009-12-11 00:34:50]
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