好天の山頂に活気 八ケ岳開山祭

長野日報社 地域 2009-06-07

 八ケ岳連峰の赤岳(2899メートル)と北横岳(2480メートル)、阿弥陀岳(2805メートル)で7日、それぞれ開山祭が行われた。好天に恵まれ多くの登山者が参加、神事や式典を行って登山の安全を祈り、山の歌を高らかに歌うなどして夏山シーズンの到来を祝った。
 赤岳と北横岳は茅野市観光連盟、八ケ岳観光協会、茅野山岳会主催で今年55回目。阿弥陀岳は原村観光協会主催で25回目を迎えた。
 このうち赤岳では、赤岳山神社が祭られた南峰に、開式時刻の正午に合わせて次々と登山者が詰め掛けた。式典で八ケ岳観光協会理事の柳沢太平さんが、「恵まれた自然を後世に伝えるには登山者のモラルも大切」と式辞、希少植物の保護やごみの持ち帰りなどを呼び掛けた。参加者らは黙とうを捧げて遭難者の冥福を祈り、「雪山賛歌」を合唱した。
 昨年は残雪が多く、会場を行者小屋前に変更して開いたこともあり、山頂での式典はいつになく活気を帯びていた。一般登山者を代表して玉ぐしを備えた富士見高原中学校3年の柳沢春馬君(14)は、「緊張したけど気持ちが良かった」と話していた。
 赤岳では、式典を終えて下山した登山者らに、行者小屋でそうめんが振る舞われ、思わぬもてなしに喜ぶ姿も見られた。

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