南ア最北端にも夏 入笠山山開き

長野日報社 地域 2009-06-06

 富士見町と伊那市との境界にある、入笠山(標高1、955メートル)の山開きが6日、富士見町側の山頂登山口、御所平峠駐車場で開かれた。両市町の理事者、商工会、議会関係者と一般登山者ら約150人が参加。今シーズンの安全を祈願した。
 神事は入笠山旅館組合(有賀一彦組合長)が主催し、両市町理事者、来賓、登山者代表らが玉ぐしをささげ、入笠山観光連絡協議会の主催で山開きの式典を行った。
 式典時から1年任期で、会長を矢嶋民雄富士見町長から引き継いだ小坂樫男伊那市長は「1年間の安全を願うとともに、多くの登山者に入笠山の素晴らしい景色を満喫してもらいたい」と述べ、世界自然遺産登録を目指す南アルプスの、最北端にある入笠山の魅力が広く発信されることを願った。
 関係者によると、中央道のアクセスの良さ、高速道路料金の土日祝日1000円均一化をばねに、今シーズンは入り込み客増加の兆しが現れ始めているという。「高山植物保護への指導強化も必要」と気を引き締めた。
 会場では、諏訪アルプホルンクラブ(矢嶋晴人会長)の9人が手作りのスイスアルプホルンで「牛さんとともに」「ベンクリアルプにて」など4曲を披露した。終了後は一般登山者にスズランをデザインした記念のピンバッジが配られた。
 山の中腹より上は霧が立ち込めていたが、一般登山客は御所平峠から約30分で到達する山頂を目指した。夫婦で訪れた栃木県足利市の小林功さん(60)は「ホームページで山開きを知り、スズランを見たくて初めて入笠山に来ました。高速道路料金1000円を活用し遠出をしたが、日帰りです」と話していた。

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