「食と農」の拠点オープン

常陽新聞新社 地域 2009-06-06

東海ファーマーズ・マーケット

 JAひたちなか (砂押英明理事長) が東海村石神内宿に整備を進めていた東海ファーマーズ・マーケット 「にじのなか」 が、 5日オープンした。 県内最大規模の農産物直売施設で、 地域農業の振興と地産地消、 循環型農業の推進を図る「食と農」 の拠点として、 体験農場や同村農業支援センターを併設した。
 オープン前に砂押理事長らがくす玉を割って祝福。 開所時間前に長蛇の列ができたことから時間を早めてオープンするほどの人気となった。 入場制限を行いながら、 入口では砂押理事長らが買物カゴを手渡して歓迎した。
 直売所では同JA管内の4直売所をネットワーク化し、 地元産の野菜や果物、 生花、 米をはじめ農家が調理した加工食品、 住民が制作した工芸品などが並べられ、 品定めしながら次々にカゴの中に入れる買い物客の姿であふれていた。
 花を買ったという同村在住の高橋久芳さん (75)は 「きょうはちょっと様子を見に来ただけ。品物は新鮮だけど、 野菜の苗や肥料があるとよかった。 もう少し早い時間に開くといいな」 と話していた。
 全体の施設は敷地約9267平方メートルに鉄骨造平屋建ての施設3棟で構成。 産地形成促進施設 (農業支援センター、 農産物直売所、 加工処理施設など) で計975平方メートル、 地域交流促進施設が284平方メートルなど。 食と農に関する様々な取り組みを通して地域の食と農の文化の発展、 継承に貢献するとともに、 「生産者と消費者の共生」 の推進を図る。
 農業支援センターは一足早く1日から開所。 県内自治体で取り組むのは初めてという民間集客施設内への農業相談窓口を設置。 県普及センターOBの農業技術職員を配置し、 土日もオープンして利用しやすい業務体制をとった。 地産地消の推進や農業担い手育成、 環境に配慮した農業の普及啓発などに取り組む。
 交流促進施設では消費者や住民への農業情報の提供を行う。 農業体験や食育活動、 食農活動、 農業参画活動、 学校給食と関連した教育活動の支援などを行っていくという。
 砂押理事長は 「行政と連携して3年前から計画してきた。 消費者が求めている安全・安心で新鮮な生産物を提供しようと生産者も張り切っている。 喜ばれる商品の提供に取り組んでいきたい」 と期待を寄せた。

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