「釣りバカ」ロケ始まる【中標津】

釧路新聞社 地域 2009-06-05

“ハマちゃん、スーさん”息ぴったり

 根室管内中標津町などが舞台となる映画「釣りバカ日誌20ファイナル」の中標津ロケが3日、同町養老牛で行われ報道陣に公開された。撮影は順調に進行中で主演の三國連太郎さん(86)と西田敏行さん(61)は、コミカルで息の合った演技を披露した。中標津ロケは6月中旬まで、道内では町内のほか厚岸町などでも撮影を行う予定。
 「釣りバカ日誌」は、西田さん演じる鈴木建設の社員「ハマちゃん」こと浜崎伝助と同社会長の三國さん演じる「スーさん」こと鈴木一之助が織りなす珍騒動を描いた人気シリーズ。1988年から続き、道内ロケは初。今作品で最終作となる。
 この日は、同町養老牛の「旅館藤や」近くの標津川で渓流釣りのシーンを撮影。大勢のスタッフに囲まれながら、三國さんを横目に西田さんは、何度もオショロコマを釣り上げる迫真の演技を見せた。2人の演技をカメラに納めようと川の中で囲む報道陣に、西田さんは「寒くない?大丈夫」と気遣う余裕も見せた。
 また同日午後7時から「ホテル養老牛」で、記者会見が開かれ、主役の2人に加え主要キャストの浅田美代子さん、松坂慶子さん、吹石一恵さん、塚本高史さん、原作者のやまさき十三さん、浅原雄三監督らが出席。
 このうち、西田さんは「北海道から得られる自然に対する知識、知恵、哲学などを、映画に極力取り込んでいきたい」とあいさつ。三國さんは「今回は、20数本の中でも最高に社会のひずみに切り込んでいる内容。皆さんの力を借りたい」と語った。また、ロケ地を道東に選んだ理由について浅原監督は「自然と向き合って住む人がいる場所として北海道が一番。迷いはなかった」と話した。

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