長野を含む7都県の一部のガソリンスタンドで、自動車用バイオ燃料「バイオガソリン」の販売が始まり、諏訪地方の取り扱い給油所にも販売を知らせるのぼり旗がお目見えしている。環境に優しい燃料とされるが、認知度はまだ低く、PRに懸命だ。
バイオガソリンは、サトウキビなど植物生まれのバイオエタノールと、石油系ガスのイソブテンを合成した「バイオETBE」を1%以上配合した燃料。
原料となる植物が生育の際に二酸化炭素(CO2)を吸収しているため、燃焼によって出るCO2は温室効果ガス排出量に計上されない。食料供給を圧迫すると疑問視する声もあるが、国は普及を目指し石油業界に協力要請。石油連盟のまとめだと、首都圏を中心に約900カ所で扱い始めているという。
新日本石油製品を軸とする豊島屋(岡谷市)は、首都圏に近い諏訪、茅野、下諏訪3市町の4店舗で、レギュラーガソリンをバイオガソリンに切り替えた。
導入店の一つで、諏訪市四賀赤沼の県道沿いにある「Dr.Driveエナジープラザ諏訪インターSS」。長田弘文マネージャーは「認知度はまだ低いが、レギュラーと価格も性能も一緒。環境意識が高い消費者がバイオガソリンに切り替えてくれれば」と期待をかける。
JA信州諏訪も、諏訪地方21カ所の給油所で販売を始めているという。ほかの元売り各社も首都圏を中心に取り扱っており、今後、諏訪を含む県内で導入が進みそうだ。