JR岩瀬駅前ロータリー、整備急ピッチ

常陽新聞新社 社会 2009-05-29

今夏供用へ、活用が大きな課題に

桜川市犬田のJR水戸線岩瀬駅前ロータリーや国道50号と駅前をつなぐ県道が今夏の供用開始に向けて、整備が急ピッチで進められている。筑波鉄道筑波線の廃止などもあり、駅前通りの衰退が続いていた。駅前広場整備は近隣住民の悲願で、つくばエクスプレス(TX)つくば駅と結ぶバス路線の誘致などにも期待が掛かっていた。しかし、大願成就を前に路線バスが廃止になり、きれいになった駅前広場をどう活用するかが課題となっている。

岩瀬駅は1889年1月、水戸鉄道の駅として開業。92年3月、日本鉄道に譲渡された。1906年11月、買収により国有化。09年10月に、水戸線となった。

18年9月には、筑波鉄道筑波線が真壁駅から延伸された。水戸線は1~3番線、筑波鉄道筑波線は4、5番線を使用し、県南地域との交流も活発なにぎやかな駅だった。しかし、87年には筑波線が廃止になるなど、徐々に衰退に向かっていた。

また、駅前通りも約5メートルと狭く、路線バスも乗り入れができない状態だった。そこで、駅前広場を整備することで、商店街の来訪者も増やし、にぎわいを呼び戻すのが目標だった。将来的には、TXつくば駅と結ぶバス路線を誘致、都内との交流も深める計画だ。

駅前広場は約5700平方メートル。隣接して月決め駐車場、駐輪場なども整備している。右折レーンを含めた最大幅員17・5メートルの道路整備や電線地中化などを行う計画で、2008年12月には駅前ロータリーの工事も開始した。総事業費は約20億円。04年度から用地買収などに着手した。

完成後、にぎわいが戻ることが期待されていたが、その矢先の08年3月に岩瀬―土浦間の路線バスが廃止となってしまった。路線バスの利便性向上を強く意識し、駅利用者数を2000人から2300人と、300人増やす計画だったが、現在は費用対効果が論議されるようになってしまっているのが実状だ。

ただ、北関東自動車道(北関道)桜川筑西インターチェンジ(IC)が08年4月に供用開始されただけに、将来は高速バス路線が開通する可能性もある。また、乗り合いタクシーの停留所として活用することも検討しているという。いずれにしても、どう有効活用していくかが大きな課題となりそうだ。

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