薙鎌8体を諏訪大社上社へ奉納 茅野市の「金山講」「薙鎌の会」

長野日報社 地域 2009-05-27

 6月19日に行う諏訪大社御柱祭の上社御用材本見立てで御柱用材に打ち込む薙鎌(なぎがま)が完成した。制作を請け負った茅野市山田の鋸鍛冶(のこぎりかじ)屋衆でつくる「金山講」が27日、製作技術を受け継ぐために薙鎌作りを手伝った地元若者有志の「薙鎌の会」とともに諏訪市の上社本宮を訪れ、8体を奉納した。
 訪れたのは「金山講」の職人で薙鎌制作の責任者として制作に励んだ「薙鎌の会」の牛山元文会長(74)、「金山講」代表の両角金福さん(65)と「薙鎌の会」事務局の本木政明さん(40)の3人。1990年に見つかった1884(明治17)年の原寸図を基に制作した。鋼製で長さは約31センチ。
 牛山会長から薙鎌を受け取った諏訪大社の平林成元宮司は、「御柱祭において薙鎌はなくてはならない神器。金山講に感謝と敬意を表したい。後継者を育てていることも心強く思う。伝統に従い、目的に沿って丁重に扱わせていただく」と話した。
 奉納を終えた牛山会長は「自信が持てる八体を作ることができ、まずはほっとしている」と笑顔を浮かべた。両角さんは「薙鎌作りの機会をいただけたことに感謝の気持ちでいっぱい。盛大な御柱祭になれば」と話していた。
 諏訪大社に納める薙鎌は全部で39体。今回奉納した8体を除く残り31体は、北安曇郡小谷村で行われる「薙鎌祭」や分社の御神体用などとして使われる。現在は最終的な仕上げの段階という。

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