祭りの熱気が「港都」から「城下町」に―。庄内三大祭りの一つ、鶴岡市の天神祭の本祭りは25日、呼び物の大パレードが華やかに市街地を練り歩き、天神祭の主役の「化けもの」が祭り客に無言で地酒を振る舞い、青葉に包まれた城下町を祭り一色に染め上げた。
パレードは、中央児童館出発の「天神はんくねり」とJR鶴岡駅前出発の「にぎわい天神パレード」の2コースあり、市内の50団体、総勢約2600人が参加。羽黒街道と銀座・南銀座通りとの交差点で合流し、富樫博さん(56)=泉町=が扮(ふん)した天神祭のシンボル・菅原道真公の行列を先頭に鶴岡公園を目指した。
市内の舞踊団体によるあでやかな手踊り行列、3年目を迎えた迫力ある大絵馬7台のパレード、朝暘第一―第六小学校の元気な踊りフェスティバル、仮装パレードと続き、にぎやかな大パレードが沿道を埋めた大勢の見物客を楽しませた。
鶴岡公園の「おまつり広場」では、フラやストリートダンス、大道芸、ジャズバンドの演奏などが午後7時ごろまで繰り広げられ、公園内と周辺道路に軒を並べた約250の露店は同8時以降も大勢の祭り客でにぎわい、城下町の「夜祭り」の雰囲気に浸っていた。
化けもの姿で3年間、誰にも知られず同市神明町の鶴岡天満宮を参拝できると願い事がかなうとの言い伝えもあり、天満宮には子供や大人の化けものが相次いでおまいりし、天神祭独特の光景が続いた。同祭実行委員会によると、パレードには約万人の人出があった。