「高島城の番筒」ごう音 高島城祭の演武口火切る礼射

長野日報社 地域 2009-05-24

 諏訪市の高島公園で24日に行われた高島城祭で、かつて高島藩が高島城に備えていたとされる火縄銃の番筒が、古式砲術国宝松本城鉄砲隊員の同市高島1、会計事務所勤務安田佳史さん(30)によって撃ち鳴らされた。
 火縄銃は口径18ミリで、同鉄砲隊によると、1700年代に作られた「国友筒」だという。銃身には「○たノ拾五番」と朱書きされており、同隊の市川恵一隊長(59)=松本市=は「高島城に備えていた番筒に間違いない。この場所で撃たれるのは江戸時代以降、おそらく初めてだろう。高島城のおひざ元の若者が撃つのも意義深い」と話す。
 安田さんは高島城祭で砲術を披露する鉄砲隊の演武の勇ましさに引かれ、3年前に入隊。毎週松本市内まで通って古式砲術を学んでいる。高島城祭での演武は昨年に続いて2度目。今年は手に入れたばかりの「国友筒」での参加で、演武の口火を切る礼射を任された。
 大勢の人たちが見守る中で無事に演武を終えた安田さんは「とても気持ちが良かった」と満足そう。「高島藩の番筒だけに手放せない。いつまでも大事に使いたい」と話していた。

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