にぎわう故郷“体感”

荘内日報社 地域 2009-05-22

酒田再探訪ツアーに50人

 首都圏在住の酒田市出身者らで組織する「ふれあい酒田」(上野榮枝会長、会員約1000人)のメンバー約50人が、21日まで1泊2日の日程で古里を訪れた。酒田まつりの山車(だし)行列に参加したほか、映画「おくりびと」のロケ地や「山王くらぶ」など観光施設を見学。さまざな方向からスポットライトが当たってにぎわう生まれ故郷の良さを再確認した。
 ふれあい酒田は「東京には酒田の古里会がない」との要望に応え、1998年11月に設立。「酒田」という文化を共有するため、会員同士が親睦(しんぼく)を深めている。その一環として例年、「ふるさと酒田再探訪ツアー」と銘打ち、2006年からは酒田まつりに合わせて酒田を訪問している。
 今回は上野会長をはじめ役員20人と一般会員約30人が参加。20日は酒田まつりの山車パレードに加わり、傘福をあしらった「ふれあい酒田山車」や本間家の「亀笠鉾(ぼこ)」を、そろいの法被姿で引いた。
 21日は土門拳記念館に続いて山王くらぶを見学。106畳敷きの2階大広間では「東京に出る前、ここで送別会を開いてもらい、そのまま夜汽車に乗った」「姉がここで結婚式を挙げた」などと、料亭だったころの山王くらぶを通じて自分の青春時代に思いをはせる人もいた。また、つるし飾りが999個もある大きな傘福の前では、感嘆の声が上がった。
 一行は、映画「おくりびと」の「NKエージェントビル」(旧割烹小幡)などを見て回った後、出羽三山神社を参詣。再び酒田に戻り解散した。
 旧松山町の竹田生まれでここ数年、連続でツアーに参加しているという荘司牧子さん(54)=東京都江東区=は「さまざまな面で庄内は恵まれていると、この年になって思う。地元の皆さんにも、その良さを分かってほしい」と話していた。

荘内日報社のサイトへ

最新マップ