田辺市は22日、世界遺産登録5周年記念として同市本宮町本宮で建設を進めている「田辺市世界遺産熊野本宮館」を7月3日にオープンすると発表した。熊野古道の保全や活用をはじめ、熊野の魅力を発信する拠点施設としての役割を担う。年間10万人の来館者を見込んでいるという。
本宮町には年間約140万人の来訪者があり、熊野古道歩きや熊野本宮大社への参拝が多い。建設地は大社前で、来訪者に情報発信したいという。
施設は紀州材を使用した木造平屋。事務所棟と展示棟(建物面積計1380平方メートル)がある。敷地面積は約8800平方メートル。総事業費は約8億円。
施設内はイベントや講演会をする多目的ホール(240席)、展示スペース、情報図書スペース、駐車58台分のスペースがある。
オープニングイベントは7月3~5日にかけて行う。南川三治郎氏の写真展「世界遺産巡礼の道をゆく」を3日から8月31日まで開催する。奥熊野太鼓や野中の獅子舞、十津川太鼓などの地域伝統芸能が3日と4日の午後2時半から、5日は午後0時半から上演。基調講演もあり、長島尚道氏(遊行寺宝物館館長)が4日午後1時から、荒俣宏氏(作家)が5日午後1時半から行う。5日には中辺路、伊勢路、小辺路、大峯奥駈道の4コースで古道ウオークを予定している。
熊野本宮館がオープンすれば、本宮行政局内にある県世界遺産センター、和歌山健康センター熊野健康村、熊野本宮観光協会事務局が館内に移設する。
市直営で入館無料。開館は年中無休で午前9時?午後5時。各イベントの申し込みと問い合わせは本宮行政局産業建設課(0735・42・0022)へ。