白浜町沖でこのほど目の下に発光器を持つ珍しい魚「ヒカリキンメダイ」が、ヒラメの刺し網で捕獲された。みなべ町堺の漁師矢倉敏孝さん(55)が水深120メートル付近に仕掛けていた。珍しい魚であることから、魚類に詳しい元高校教諭の池田博美さん(63)=田辺市あけぼの=の元に持ち込んだ。
このヒカリキンメダイは全長19・6センチ。全身が黒色で目の下に半月状の淡黄色の発光器を持つ。発光器の中に発光性バクテリアが共生している。
千葉県以南から西太平洋熱帯海域にかけて生息する。全長15センチまでの若魚は熱帯海域の水深30メートルより浅い所に生息し、全長20センチ前後の大型は、本州沿岸の水深50?200メートルの海底付近から見つかる。夜行性。県内ではこれまでに潮岬周辺で全長23センチぐらいのものが計10匹ほど捕れている。白浜町沖では同じ場所で6年前に1匹捕れているだけ。