新型インフルで予約取り消しも 白浜温泉

紀伊民報社 社会 2009年5月19日

 兵庫県や大阪府で新型インフルエンザの感染が広まっているのを受け、白浜温泉(白浜町)のホテルや旅館、民宿などでも宿泊予約のキャンセルなどの影響が出始めている。
 ある大手宿泊施設は、今週末の宿泊予約のキャンセルが18日から入り始めたという。複数の団体で計70人ほど。ほかに約350人の修学旅行が延期になったという。
 別の施設は「こんな状況なので旅行は見合わせます、と大阪のお客さんから丁寧な断りをいただいた」といい、自分の判断で旅行を自粛したり、人込みを避けようとする動きが出ていると話す。「25日に宿泊予定だった香港の2組の観光客から、メールでキャンセルの連絡が入った」という施設もある。
 「まだキャンセルはない」という施設もあるが、「様子見のお客さんが多いのでは。週末の予約分についてはキャンセル料との関係で、これから取り消しが増えるかもしれない。混乱が長引けば6月以降の予約の動きも鈍化しそう」と、各施設ともほぼ同じ見方をしている。
 白浜町の日置川地域では21、22の両日、兵庫県の中学校が民泊や田舎暮らし体験、27日には愛知県の高校が体験を予定していたが、いずれも延期。町の担当者は「調整は大変だが、受け入れるにしても心配だし、いまの状況では仕方がない」と話している。
 イベントの開催にも影響し、主催者は困惑気味だ。30、31の両日に田辺市文里のガーデンホテルハナヨで開催する商工物産展「田辺商工フェア」(実行委員会主催)は、いまのところ予定通りだが、県内で発症が確認されるなど状況が変われば検討するという。
 一方、修学旅行で大阪方面を訪れる紀南の小学校は、大半が既に終えている。感染を心配する声が上がっているが、みなべ町から串本町までの各教委によると、感染が疑われるような児童はいまのところいないという。

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