浜中町立琵琶瀬小学校(小関亙校長)の全児童(当時18人)が版画で制作をして、河田由美子さん(おはなしネットぼんぼん代表)が文章を担当し、環境省北海道地方環境事務所釧路自然環境事務所の支援を受けた絵本「エトピリカ-いのちのいとなみ-」が完成した。26日には文章を担当した河田さんが学校を訪れ、子供たちの目の前で物語を読み上げた。この絵本は一人ひとりに配られた。
エトピリカは北太平洋の亜寒帯海域に広く生息する体長40センチほどの海鳥だが、日本では1970年代に入って数が減少し、現在の繁殖地は根室市のユルリ島とモユルリ島と浜中町の浜中小島の3カ所だけになっている。
減少の原因は、沿岸で行われている刺し網による漁業とされているが、2007年にはこうした混獲防止のアイデアを持ち寄ったり、浜中漁協が刺し網自粛海域を設けるなど、さまざまな取り組みを行ってきている。
今回の絵本づくりはそうした地元の人たちとエトピリカの関係、そして将来に描く夢を、琵琶瀬小学校の子供たちが版画で表現した。
環境省の支援で印刷した絵本の初版は、絵を制作した子供たちや関係者に贈呈された。増刷分は霧多布湿原センターで1冊1260円で販売され、エトピリカ保護のための基金に生かされる。