県内最大級の農産物直売所完成―東海

常陽新聞新社 地域 2009-04-13

6月オープン、地産地消の推進拠点へ

ひたちなか農業協同組合(砂押英明代表理事長)が東海村石神内宿に建設を進めていた「東海ファーマーズマーケット・にじのなか」の竣工式が10日、同所で開かれた。県内最大規模の農産物直売施設で、地域農業の振興と地産地消の推進拠点として期待されている。6月5日にオープンする。

式には、行政やJAグループ関係者など約150人が出席。砂押理事長は「生産者の顔が見える安全・安心な生産物を提供できる。日本型の農業を支援し守っていきたい」とあいさつ。川俣勝慶副知事、関宗長県議、村上達也東海村長、鈴木昇村議会議長、市野沢弘県農業協同組合中央会長らが祝辞を述べた。村上村長は「今年を地域農業の再生元年に位置付けたい。たくさんの人に利用してもらい、地域の農業者に元気になってもらいたい」とエールを送った。

施設は約9267平方メートルの敷地に鉄骨造平屋建ての施設3棟で構成。産地形成促進施設(農業支援センター、農産物直売所、加工処理施設など)部分が計975平方メートル、地域交流促進施設が284平方メートル。事業費は3億1054万円。

村農業支援センターとファーマーズマーケット機能を持つ「東海村農業情報発信館」で、同JA管内の4直売所のネットワーク化、「農と食」の拠点施設。高齢者や女性を含む多様な農業者の育成と地域農業の振興、新鮮で安全・安心な農産物の供給、自給率の向上に貢献する農業総合施設となる。

食と農に関する様々な取り組みを通して地域の食と農の文化の発展、継承に貢献するとともに、「生産者と消費者の共生」の推進を図る。行政機能の一部となる農業支援センターは農業相談窓口として、認定農業者などの担い手育成・確保支援事業や農地の利用調整活動支援事業、新規就農者・女性農業者などの育成・確保事業などを担う。

直売所では同JA管内の野菜や果物、生花、米をはじめ農家が調理作成した加工食品、住民が作成した工芸品などを販売する予定。交流促進施設では消費者や住民への農業情報の提供を行う。農業体験や食育活動、食農活動、農業参画活動、学校給食と関連した教育活動の支援などを行っていく。

店名の「にじのなか」は、「雨」と「陽光」の贈り物の「虹」を表す。健康な農産物の大切な要素で、大地と食卓との美しくおいしい「架け橋」。「ひたちなか」という語感を引き継いで「にじのなか」としたという。オープン初年度となる今年度の売り上げを3億4450万円、2年後の2011年度は6億3000万円を目指す。

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