【与那国】町は30日、政府の経済対策として一人に1万2000円か2万円を給付する定額給付金の支給を開始し、対象となる799世帯合わせて1631人のうち、235世帯が合わせて824万8000円を役場窓口で受け取った。3歳以上18歳未満の子どもが2人以上いて、第2子以降が3~5歳の世帯主に3万6000円を給付する子育て応援特別手当の支給も同日開始し、対象者33人のうち、13人が受け取った。県内で定額給付金の支給を開始するのは町と国頭村が初めて。
同町の支給総額は定額給付金2515万2000円、同特別手当118万8000円。約100世帯は金融機関への振り込みを申請しており、4月7日から振り込む。ゆうちょ銀行への振り込みは5月に始める。
石垣市は5月下旬に支給開始の予定。定額給付金は4万8524人に計7億3780人、同特別手当は1190人に計4284万円。
竹富町は4月10日に定額給付金の支給を開始。4170人に計6316万円。同特別手当は5月の支給開始で、100人に計360万円。
与那国町役場は支給開始に合わせて玄関前に定額給付金受付窓口を設置。住民らは午前9時の支給開始より30分ほど早く集まり始め、次々に申請を済ませた。
最初に支給を受けた鹿川寛子さん(31)は長女の鈴葉さん(9つ)と二女の愛奈さん(7つ)とともに同8時半すぎに申請を行い、外間守吉町長から家族5人分の定額給付金8万4000円を受け取った。
鹿川さん一家は同日出港のフェリーで石垣へ向かい、3日間の滞在中に定額給付金を使って歯を治療したり、焼き肉を楽しんだりする予定。
寛子さんは「家族で石垣へ行くのは夏休みぐらい。うれしいです。子どもたちがスポーツの派遣で島外へ出る時にも旅費の足しにしたい」と話した。
長女の円(まどか)ちゃん(1つ)を抱いて支給を受けた仲嶺綾美さん(33)は「(静岡県の)実家への里帰りの旅費にしたい」。 その一方で、定額給付金制度そのものには「(定額給付金向けの財源を)子育てや教育、介護などのために使う方法もあったのではないか」と話した。
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