奄美市名瀬朝仁町で二十一日、地域住民らによる昔ながらの黒糖作りがあった。子どもからお年寄りまで約三十人が参加し、サトウキビ搾りやキビ汁を釜で煮詰める作業を体験。出来上がった熱々の黒糖をおいしそうにほお張った。
黒糖作りは、元名音郵便局長で八年前から同町に住む池田俊一さん(68)の呼び掛けで実施した。サトウキビは椿豊忠さん(80)が提供。大和村役場から圧搾機を借り、池田さんが作業小屋に自作したかまどでキビ汁を煮詰めた。
黒糖作りは圧搾機でキビを搾り、まきでかまどの火加減を調節しながらひしゃくで大釜をかき混ぜた。キビ汁が煮詰まると、周囲には黒糖の香ばしい香りが漂った。
池田さんは、サトウキビの由来についても説明。「子どもたちがお年寄りとの触れ合いを通して、昔ながらの習わしなどを学んでくれればうれしい」と語った。
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