イタドリ収穫ピーク

紀伊民報社 地域 農業 2018年4月13日

 県林業試験場(和歌山県上富田町)が山菜イタドリ(ゴンパチ)の栽培の試験地に使っている日高川町熊野川の河川敷で、収穫がピークを迎えている。追肥をするだけで約2倍の収穫量になることが分かっており、試験場は「荒れ地でも手間をかけずに栽培できる作物」と勧めている。
 この試験地(240平方メートル)は、2013年から同町生活研究グループイタドリ部会が町有地を借りて栽培を続けている。収穫を始めて4年目。収穫するのは直径1・5センチ以上、長さ40センチ以上にしている。
 農業用マルチシートを施しただけで耕耘(こううん)や元肥をやらない荒れ地の状態で栽培。半分には追肥をして調べている。追肥は一般の野菜に使われる化成肥料で、収穫の前後2回ばらまく程度とした。この結果、何もしない時より約2倍の収穫量があった。今年も4月上旬から週3回の割合で収穫しており、1日当たり10キロ前後を刈り取っている。
 さらに植栽時に耕耘と元肥、畝立てなどをすることで何もしない時に比べて約3倍になるという結果もある。
 これまでの研究で、イタドリにはポリフェノールやクエン酸など、健康維持や病気予防などに効果があるとされる機能性成分が多く含まれていることが分かっている。植え付け後は追肥と枯れた茎の刈り取りだけで管理が楽なため、試験場では、遊休農地の再利用や荒れ地の有効利用に適していると栽培を勧めている。

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