外国籍住民を支援 辰野で「地球人ネット」発足

長野日報社 地域 2018年4月12日

 辰野町を拠点に、外国籍住民の支援や交流促進に取り組むボランティア団体「地球人ネットワークinたつの」(宮澤透会長)が11日夜、発足した。気軽に集えるサロン企画や日常生活での困りごと相談をはじめ、日本語指導や生活講座などの事業を通じて、国籍にとらわれず支え合う地域社会づくりを目指す。駒ケ根市で10年余り続く地球人ネットワークを姉妹団体として連携を図り、上伊那全体に輪を広げたい考えだ。

 町によると、町内では4月1日現在375人の外国籍住民が生活。年々増加の傾向という。これに対しボランティアは、外国籍住民の支援のために協力する仕組みがなく、孤立防止や多文化共生への対応充実が求められていた。

 新団体に関しては、町ボランティアセンター運営委員長も務める宮澤会長(76)=同町宮木=が、駒ケ根市で2006年から活動する「地球人ネットワークinこまがね」に2年間参加し運営方法を学習。町にも同様の団体を立ち上げようと有志や町、町社会福祉協議会へ協力を呼び掛けて設立準備を進めてきた。

  新団体は町社協に事務局を設置。ボランティアセンター窓口で生活全般の困りごと相談を受け付ける。当面は交流事業と生活情報の両専門部会が主な活動を担う。まず毎月第2水曜日の夜、同センターでサロンを開き仲間づくりを進める。生活講座では町に講師を依頼し、ごみの出し方や防災について学んでもらう。日本語講座は、指導する会員向けの研修から始める。

 設立時の体制は町内外会員10人。会費(年額500円)や賛助会員支援(1口500円)、町補助金(申請中)などで運営費をまかなう。会員は年齢や居住地を問わず、外国籍の従業員がいる企業へも賛助登録を呼び掛ける。

 ボランティアセンターで開いた設立総会で、宮澤会長は「駒ケ根のネットワークは外国籍の人たちも会員になって積極的に交流しており、素晴らしい手本。辰野でもさまざまな人が支え合う活動を展開したい」と述べた。駒ケ根市のネットワークからも高森アナ会長ら役員が駆け付け、姉妹団体の誕生を祝った。

 事業に関する問い合わせ、相談は町ボランティアセンター(電話0266・41・5558)へ。

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