東京五輪・パラリンピックでモルドバ共和国 鶴岡で事前合宿へ

荘内日報社 スポーツ 2018年2月13日

 2020年の東京五輪・パラリンピックで、東欧・モルドバ共和国の「ホストタウン」となっている鶴岡市が、今年6月に東京五輪の事前合宿に関する基本合意を同国のオリンピック委員会と取り交わすことになった。13日に鶴岡市役所を表敬訪問したモルドバのヴァシレ・ブマコフ駐日大使が明らかにした。カヌー競技などの強豪国のモルドバからは、16年のリオデジャネイロ五輪に選手25人が出場している。

 モルドバと鶴岡市は、同市内の企業による学校施設へのバイオマスペレット暖房施設導入の技術協力で縁があり、大会参加国と自治体が交流を図るホストタウン認定を受けた。

 ブマコフ大使は、鶴岡のホストタウン推進事業による有機農業に関する交流行事や、大山新酒・酒蔵まつりなど鶴岡の食文化の視察のため10―13日の日程で来鶴。13日に市役所を訪れ、皆川治市長を表敬した。

 懇談でブマコフ大使は「モルドバ代表の選手団の合宿に向け、6月下旬には鶴岡市と基本合意を締結したい」と述べ、鶴岡を東京五輪の事前合宿地とする意向を示した。またワインなどで知られ、ブドウをはじめ農業が盛んなモルドバで、農業大臣を務めた同大使は「鶴岡の食文化は素晴らしい。スポーツに限らず農業や食文化、ビジネスの面でも人と人とのつながりを深め、幅広く鶴岡と交流を続けていきたい」と、東京五輪をきっかけにした鶴岡市との多方面での交流継続に期待を表明した。

 皆川市長は「しっかりと準備を進め、より良い合意ができるようにしていく。いろんな角度から交流が発展するよう努めていきたい」と応じた。

 同市によると、モルドバ・オリンピック委員会の委員長が6月29日―7月2日の日程で鶴岡を訪れ、練習施設や宿泊施設などを視察し、事前合宿に関する基本合意を締結する。

 16年のリオデジャネイロ五輪にモルドバからはカヌーやアーチェリー、ウエートリフティング、陸上などに選手25人が出場した。鶴岡市はカヌーの練習場として西川町を想定している。モルドバのホストタウンには同市のほか、長野県東御市も登録されている。

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