引き合い堅調で活気 木材共販所で初市

紀伊民報社 地域 林業 2018年1月11日

 和歌山県上富田町生馬にある西牟婁森林組合の田辺木材共販所で10日、初市があった。スギ、ヒノキなど約1万5千本(約2千立方メートル)が並ぶ中、県内や奈良、三重、徳島県などから良材を求めて約70人の業者が集まり、活気づいた。
 出された木は、県南部の山林から切り出された。樹齢は50~100年。競りは午前10時半から始まった。柿本節夫所長(59)らが「競り子」になり、独特の口調で価格を示し、業者は年輪や材質を見極めながら競り落としていった。
 共販所によると、この日の取引額は約2400万円。1立方メートル当たりの平均単価は1万2千円だった。柿本所長は「年末から年明けにかけて引き合いがやや低調になるのがここしばらくの傾向だったが、今年は昨年末から堅調で初市も活況を呈した」と語った。
 訪れていた日高町の木工所代表(62)は「たくさんの木が集まり、期待通りのスギが入手できた。周辺地で木工所が減り、その分、忙しくなった」と話した。
 同森林組合の那須敏夫組合長(67)は「田辺市が林業成長化モデル地区に指定された。協議会を設立し、量産に向けて協議を始めている。紀南地域の活性化に結び付いていくと思う」と期待感を示した。

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