4段階の備えで対応を 観光機管理フォーラム

八重山毎日新聞 観光 2018年1月11日

山崎氏が必要性を指摘

 島しょ地域の観光危機管理について考えるフォーラム(県、沖縄観光コンベンションビューロー主催)が10日午後、市内のホテルで初めて開かれ、県の観光危機管理に携わった琉球国際航業(株)の山﨑晴彦氏が災害時における観光客への対応で▽平常時の減災対策▽危機対応への準備▽危機対応▽危機からの回復ーの4段階に備えたサイクルを構築する必要性を訴えた。
 山﨑氏は「災害時、観光客をどう守る? 被害想定・避難誘導体験ワークショップ」で、国内外からの観光客の増加で災害時などで多様化する危機対応が可能な状況にあるかを指摘。また、自然災害や事件・事故などの影響で団体や個人客が来県を敬遠してキャンセルしたケースを紹介した。
 災害発生時に地域防災計画だけで観光客の安全を確保できないことを課題に挙げた山﨑氏は「(地域防災計画に)観光客の目線は入っていない。土地勘がない観光客に対する避難から帰宅支援まで考える危機管理は多種多様。観光客の目の前にいて、地域を知る地元の観光従事者が担う役割は非常に大きい」と話した。
 また、八重山観光の動向については「観光産業はさまざまな事象によって影響を受ける。観光は代替性が強く、ほかの観光地に(客を)取られる恐れもあり、安心安全ブランドを確立することが重要」と加えた。
 会場には行政や観光従事者など約80人が参加。県と沖縄観光コンベンションビューローの担当者が観光危機管理の取り組みと市担当者などが同管理の今後の展開について報告した。

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