声掛けで助かる命も

東愛知新聞社 学校 教育 2017年12月7日

豊橋鷹丘小児童が視覚障害者の鬼塚さんから学ぶ

 豊橋市立鷹丘小学校(山内潤次校長)の5年生約130人が6日、同校で視覚障害のある鬼塚邦雄さん(豊橋市)を講師に迎えて視覚障害やその生活について学んだ。福祉について学ぶ総合学習の一環で、障害がある人への理解を深め、共に生きていくことの意識を高める目的で行われた。
 児童たちはこれまでに、アイマスク歩行や車いす体験、手話などの「調べ学習」をしてきており、今回は実際に障害のある人の話を聞く学習。
 講師の鬼塚さんは盲導犬「ジェム」と一緒に登場。目の病気で徐々に視力を失っていった経験、視覚障害や盲導犬との日常生活について話した。児童はメモを取りながら熱心に聞き入った。
 外出の際、最も危険なのが駅のホームだと鬼塚さんはいう。「点字ブロックやホームドアの設置という方法もあるが、誰にでもできることがある。駅のホームだけでなく、横断歩道などでも、皆がちょっと声を掛けるだけで視覚障害者の命が助かるかもしれない」と話した。
 大変なのが移動で、視覚障害者マッサージ師と健常者が協力して働ける訪問医療マッサージの会社を豊橋市内に立ち上げたことも話した。
 目が見えなくなって変わったことは「他人と比較するのをやめた」と鬼塚さん。「昨日の自分、1年前の自分と比べてよくなっていれば頑張れる」。盲導犬のおかげで、できることが一つずつ増えていき、目が見えたときには知り合えなかった仲間や友人ができたことも紹介した。最後に「障害者も健常者も1人1人違うので、私の話が全てだと思わないで」とも付け加えた。
 児童たちはお礼に全員で校歌を歌い、鬼塚さんにサプライズ・プレゼントをした。

東愛知新聞社のサイトへ

コメント

コメントしてください。ログイン()

購読する

最新マップ