育てた幼魚諏訪湖に放流 高島小3年1部

長野日報社 地域 2017年12月6日

 諏訪湖の魚を増やすための環境作りに取り組む諏訪市高島小学校3年1部は6日、育てきたフナやモロコなどの幼魚約1000匹を同市豊田の小川船着場で諏訪湖に放流した。白紙単元(総合的な学習の時間)の一環。20人が魚に学んだことの感謝を込めてバケツから放し、3年間の学びのまとめに入った。

 1年生の時にオタマジャクシを飼い、生き物が住みよい池作りから始まった学習。昨年の諏訪湖の魚類大量死を受けて魚を1匹でも多く増やしたいと、諏訪湖漁業協同組合の「高島小支部」として活動し、同漁協の藤森一彦さん=小川=らから協力を得た。同校の池をビオトープのように環境を整え、魚をふ化させ、夏の水温上昇対策を考えた。諏訪湖のヒシ取りや浅瀬の生き物観察もして、魚のための環境や自分が出来ることを考え実践してきた。

 放流前に船着場周辺のごみ拾いをした。1人ずつ「ヒシやヘドロを取っていい環境にしたい」などと決意や願いを発表。「ありがとう」と魚に声を掛けて放し、別れを惜しんだ。飯山結さん(9)は「もっといい環境の中で生きられるようにしていきたい。魚たちが大きくなって元気に泳いでほしい」と話していた。

 今後は学習の成果を全校や地域への発信を予定している。星野こず恵教諭は「自分で積極的に調べ、考えを人前で発表できる力もついた。ごみを捨てるような人間にはならないと思う」と3年間の子どもたちの成長を喜んでいた。

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