民営化説明会に23社 南紀白浜空港

紀伊民報社 地域 行政・政治 2017年12月5日

 南紀白浜空港(和歌山県白浜町)の運営に「民間の力」を入れようと考えている県は4日、空港で、運営業者の公募に関する説明会を初めて開いた。関心を持つ23社(県外含む)から計34人が参加し、県の担当者から募集要項を聞いたり、空港施設を見学したりした。

 冒頭、県港湾空港振興課の角田充司課長は「地域経済の活性化を県と一緒に取り組んでいただける事業者を募っている。ぜひ独創的な提案をお願いしたい」とあいさつ。同課の職員は「航空ネットワークの拡充」「国際線を受け入れられるターミナルビルの配置計画」「県財政の効率化」を求めていることを説明し、事業手法は運営権譲渡▽指定管理▽業務委託―などから選べることを説明、今後のスケジュールなども話した。
 参加者はその後、空港ビル内の事務所や売店、搭乗待合室などのほか、滑走路そばにある「エプロン」と呼ばれる区域も見て回った。
 南紀白浜空港は県が管理し、空港ビルは県や日本航空(JAL)などが出資する第三セクターが運営している。着陸料などの収入があるが、維持管理に掛かる支出も多く、年間で約3億円の赤字が出ている。民営化することで、新たな就航便の誘致や空港ビルの活用につなげたいと県は考えている。
 事業者の応募期限は来年1月5日。大学教授らによる審査を経て同年5月にも優先交渉権者を選ぶ。事業の開始予定は19年4月としている。
 南紀白浜空港は1968年に開港し、JAL羽田便が1日3往復している。昨年度の乗客数は約12万人だった。

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