アジアと酒田港考察 寺島さんと佐高さん対談と講演

荘内日報社 未分類 2017年11月14日

 酒田市新田産業奨励賞記念講演会が13日、同市の東北公益文科大公益ホールで開かれた。ともに公益大客員教授で、日本総合研究所会長の寺島実郎さん、同市出身の評論家・佐高信さんが対談と講演で、酒田港を活用した地域活性化策などについて語った。

 市と公益大が公開講座を兼ね、「生き残る地域となるには」をテーマに掲げて開催。寺島さんと佐高さんを講師に招くのは2012年から連続6回目で、市民ら約500人が聴講した。

 最初に寺島さんが講演し、アジアを中心に世界経済の見通しを紹介、「低空飛行を続けている日本を除くアジア諸国は高い成長規模を示している。特に『アセアン5』と呼ばれる国々がしっかりとしている。これは日本にとって追い風。アジアと正面から向き合うことが地域活性化には大切」と語った。

 05年と15年を対比し、酒田港外貿コンテナ貨物量の伸び率が218・5%という高い数値を示したことを受け、「全国平均が9・9%、日本海沿海13港平均が44・8%。太平洋側から日本海側へと物流がシフトしている。酒田港の物流はさらに伸び、重要性が増すはず」と述べた。

 引き続き寺島さん、佐高さんが対談。酒田港を活用した活性化策について「日本海側に国土軸が移っていく中で、日本海を『内海』と捉えた構想が重要。ユーラシア大陸を見渡した新しい産業、プロジェクトを構築していくことが大事」「特に若い学生たちから自分にとって中国という国はどういう存在か、掘り下げて考えてもらいたい。この地域と中国がつながるきっかけにしてもらいたい」などと語った。

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