中川村に初の盲導犬 佐々木さん「協力を」

長野日報社 地域 2017年10月11日

 中川村片桐横前の佐々木育子さん(58)は今月から盲導犬と暮らす。盲導犬の運用には周囲の協力が必要で、訓練に当たった日本盲導犬協会日本盲導犬総合センター(静岡県富士宮市)では「盲導犬との接し方にはいくつかのルールがあり、皆さんの協力や理解をお願いしたい」と呼び掛けている。

 村内で盲導犬が生活するのは初めて。佐々木さんは15年前に右目、4年前に左目の視力を病気で失い、盲導犬との暮らしを望んだ。今春から犬の訓練に入り、同センターや同村の自宅で練習を続けていた。犬種は黒のラブラドールレトリバー(雄、4歳)で名前は「ジップ」。同センターが無償貸与する。「おっとりとした性格でかわいい犬」(佐々木さん)だ。

 盲導犬との接し方について同センターの佐野智浩センター長(46)は▽誘導に集中する盲導犬に周囲の人は声を掛けない▽誘導中でも佐々木さんとの会話は可能▽佐々木さんが困っている場合は声を掛ける▽餌はやらない▽犬に触らない―などを挙げ、「盲導犬は法律により病院、飲食店、商店などへの立ち入りを許されている。迎える側の協力もお願いしたい」と述べた。

 佐野センター長らは11日、村役場に宮下健彦村長を訪ね、今後の協力を求めた。宮下村長は「佐々木さんやジップが暮らしやすい環境を整えたい」と約束。佐々木さんは「最近はジップと息が合って道を間違えることも少ない。できるだけ外に出歩きたいので、皆さんのご協力をお願いします」と話していた。

 同協会が関係する県内の盲導犬はジップを含め、計21匹になった。

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