秋晴れに神船高々

紀伊民報社 伝統 祭り 2017年10月10日

 和歌山県白浜町日置の日出神社の祭礼が9日に営まれた。中央にみこしが安置された重さ約1トンという神船(長さ約9メートル)を約20人の若衆が声を合わせて何度も持ち上げると、見物人から大きな拍手が起きた。
 江戸時代の寛政年間に始まったとされる祭り。
 この日は、神船や子どもみこしなどが午前11時半すぎに神社を出発。笛や太鼓の音が響く中、民家の間を通って500メートルほど離れた浜まで進んだ。若衆は神船を担いで海に入り、潮水を掛けて清めた。浜では獅子舞の奉納などもあった。
 絶好の祭り日和とあって見物人も多く、ドライブの際に立ち寄ったという田辺市下万呂の溝口佳子さん(65)は「祭りばやしの音色にひかれて来た。こんなにすてきな祭りがあるのを初めて知った」と笑顔をみせた。
 日置区長で祭主の西尾均さん(69)は「秋晴れの下、無事に祭りを営むことができて大変うれしい。少子高齢化で人が減っているが、伝統を絶やすことなく続けていきたい」と話した。

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