今年もトルコ語講座始まる

紀伊民報社 地域 文化 2017年9月12日

 和歌山県串本町トルコ文化協会(丸石恵子代表)主催の今年のトルコ語講座が、同町串本の町文化センターで始まった。トルコ人で町地域おこし協力隊員のアイシェギュル・アルカンさん(27)が講師を務め、12月末まで毎週木曜の夜に開講。今年は毎月テーマを決めて学習し、月末にはテーマにちなんだ実習をする。一般と協会員合わせて40人が学ぶ。

 トルコとの関係が深い町として、訪れたトルコ人と簡単な会話ができる町民を増やすことなどを目的に開いている講座で、3年目。町と町教育委員会の後援。昨年は、入門クラスと発展クラスがあったが、今年は初心者も経験者も同じクラスで学ぶ。9月はトルコ料理や食生活、10月は日本文化、11月はトルコ軍艦エルトゥールル号、12月はトルコの正月がテーマ。
 初日の講座は7日にあり、丸石代表が「せっかくトルコ人のアイシェがいてくれるので、今年はトルコ語を学ぶばかりでなく、トルコ料理を作ったり、エ号が遭難した樫野に行ったりする内容にし、トルコの文化なども教えてもらう。トルコの人との交流はまず笑顔、そしてちょっとしたトルコ語、何よりトルコのことを知るのが一番大切だと思う。私たちがいっぱい引き出しを持っていれば、分かり合えると思う」とあいさつした。
 アルカンさんは「皆さんの意見を聞きながらやっていきたいので、何でも言って。9月のテーマはトルコ料理で、最後の週に皆でトルコ料理を作る。その時はできるだけトルコ語でしゃべってほしいので『水を下さい』『粉はありますか』など、使えるような言葉や会話を勉強していく。トルコ語だけでなく、トルコという国を知ってもらえるようにやっていきたい」と話した。
 この日の講座ではアルカンさんが、トルコの地理や自身の出身地のアイドゥンについて紹介。トルコの面積は日本の2倍ほどあるが、人口は日本の半分ほど。首都はアンカラで政治の中心だが、経済や人口はイスタンブールが一番であることなどについて、歴史的背景を説明していった。観光地や名所の写真も見せた。
 続いて、トルコ語の単語をアルカンさんが発音し、参加者がまねをして繰り返した。文法的には日本語と同じ語順だといい「―は―です」の言い方を単語を換えながら練習した。簡単な自己紹介の会話の練習では、全員で発音したり、男性と女性に分かれて発音したりした。
 上富田町生馬の谷本登代子さん(65)は、串本町須江出身。「30年ほど前、串本町の事業でトルコのメルシンへ行ったことがある。アイシェさんの新聞のコラムも読んでいて、トルコ語を覚えたいと思い参加した。孫の英語の先生がトルコ人なので、覚えて孫にいい格好をしたい」と笑顔で話した。

紀伊民報社のサイトへ

購読する

最新マップ