中学生が54日間の留学に挑戦/日立で壮行会、ニュージーランドの姉妹都市へ

常陽新聞新社 未分類 2008-07-14

中学生が54日間にわたって海外留学する日立市の中学生海外短期留学の壮行会が12日、同市若葉町の中小路交流センターで行われた。同市では20年ほど前から姉妹都市派遣事業として、中学生を1週間程度の日程で派遣し現地の人たちとの交流を図ってきたが、本格的な留学事業は初めてで全国的にも珍しいという。参加する中学生たちは「コミュニケーション能力を高めたい」などと決意を語った。

留学先はニュージーランド・タウランガ市で、両市間での国際親善姉妹都市提携は今年で20周年を迎えた。昨年、樫村千秋市長らがタウランガ市を訪問した際、今回の留学計画が持ち上がり準備を進めてきた。市や市国際交流協議会、学校長会などの代表で支援委員会を組織し、留学相談や学習支援、授業料補助などに対応してきた。英会話など12回の事前研修も実施した。

公募による留学生は市内の中学生11人(男子2人、女子9人)。壮行会では、支援委員会の金子日出夫委員長(市教育委員)が「市が目指す未来を拓く人づくりの一環。54日間の留学は成人の1、2年に匹敵するような貴重な経験になる。留学生の勇気と決断に拍手を送りたい」とあいさつ。樫村市長は「日本だけでの発想や活動では立ち行かない時代となった。国際化は避けては通れない」、井上清市議会議長は「心の切り替えを大切にし充実した日々を送ってほしい」と激励した。

留学生を代表して太田代明大君(14)が「海外に行ってみたい、英語を上達したい、国際感覚を身に付けたい、両親から離れて暮してみたいという思いで応募した。外国の文化や考え方の違いを確かめたい。よく考え、落ち着いて行動し、いろんなものにチャレンジしてきたい」と決意を述べた。また、留学生一人一人がそれぞれ英語で自己紹介し、研修の成果を披露した。留学生は16日に出発し、21日から9月5日までホームステイなどをしながら現地の学校に通う。9月7日に帰国し、報告会などを行う予定だ。

今年4月に日立市で行われた姉妹都市提携20周年記念セレモニーと姉妹都市会議では、具体的な交流事業として、(1)市民による交流事業の推進・支援(2)教育・文化に係る交流事業(3)経済振興と観光振興に係る交流事業(4)両市の友好発展に寄与する事業―が挙げられ、その中で中学生の海外短期留学が具体的に提案されていた。

タウランガ市はニュージーランド最大の輸出港のタウランガ港を有し、経済を中心に発展。2006年の人口は約10万8000人。気候は温暖で乾燥し、キウイフルーツやタンジェロなどの園芸産業が盛ん。有数のリゾート地でもある。両市の姉妹都市提携は1988年4月18日に調印。ロータリークラブやボーイスカウトの姉妹クラブの提携、中・高・大学生の訪問、文化・スポーツ交流などを行ってきた。

写真=留学する中学生たちと決意を述べる留学生代表

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