道の駅「たいじ」オープン 捕鯨文化の発信拠点

紀伊民報社 地域 観光 2017年8月11日

 和歌山県太地町の玄関口である森浦地区の国道42号沿いに、同町と国土交通省が整備を進めていた道の駅「たいじ」が完成し、11日正午から施設の利用が始まった。鯨料理が味わえる食堂や物産品販売コーナーなどを備えるほか、「鯨とともに生きる」として日本遺産に認定された熊野灘の捕鯨文化の情報発信拠点の役割を担う。
 県内33番目の道の駅としてオープン。施設面積は5168平方メートルで、57台分の駐車場や地域振興施設、情報発信施設、電気自動車(EV)充電器、無料の公衆無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」、町内循環バスの停留所などを備えている。「日本一きれいなトイレ」をコンセプトに整備したというトイレは、女子トイレにパウダーコーナーを設けるなど利用者が快適に利用できるようにした。
 物産品販売コーナーには地元の海産物や農産物などが並ぶほか、食堂では「鯨スタミナ丼」や「鯨竜田揚げ定食」「鯨カツバーガー」といった料理を提供する。
 太地町漁協が指定管理者となって運営。町は今後、観光案内に対応する「観光コンシェルジュ」を配置することや町が進める「森浦湾くじらの海計画」と連携した取り組みを計画しているという。
 日本遺産を紹介するコーナーでは、熊野灘の捕鯨文化を説明する約2分半のアニメーションを上映し、道の駅から認定資産を含めた観光スポットへの道順などを紹介したパネル11枚を展示している。
 同日午前、道の駅の開駅式典があり、二階俊博・自民党幹事長らも出席。三軒一高町長は「町にとって食・観光の起爆剤になると強く確信している」とあいさつした。

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