世界から折り鶴の思い

東愛知新聞社 社会 2017年7月15日

豊橋の名豊ギャラリー児童画・写真展

 原爆症に倒れ、病床で鶴を折りながら12歳で世を去った佐々木禎子さん。「原爆の子」モデルとなった彼女と、彼女の死をきっかけにアメリカで平和像が出来るまでを綴(つづ)ったのが、豊橋の児童文学作家による絵本「おりづるの旅」だ。同書を世界中に届けるNGOの活動と、絵本に感動した子どもたちの感想画を紹介する「世界に届いた〈さだこ・おりづる〉の旅 児童画・写真展」が現在、豊橋市駅前大通の中部ガス名豊ギャラリーで開催中。入場無料。23日まで。
 「おりづるの旅 さだこの祈りをのせて」(2003年)は、児童文学作家・うみのしほさんが書いた「折り鶴は世界にはばたいた」(1998年)を読みやすい絵本に書き直したもの。国内で多くの人に支持され、特に広島のNGO「ANT-Hiroshima」は多様な国で翻訳を添えた同書を読み聞かせ、贈る活動を続けている。
 今回、チェルノブイリから近い、ベラルーシの子どもたちから多くの感想画が届いたことから展示会を企画した。会場には禎子の悲しみや平和を訴える絵26点と、普及を続けるNGOの活動や現地の様子を撮った写真を多数並べている。
 15日には読み聞かせ歴40年のうみのさんが、来場者に向けて絵本の読み聞かせも行った。会場では展示以外に鶴を折るコーナーも設け、多くの来場者が参加していた。「地元の子どもたちに見てもらえたら」とうみのさん。読み聞かせは16、17、22、23日もあり、16日にはうみのさんの長年の知人でベラルーシ留学経験もあるASANOインターナショナル・バレエの浅野純子さん、浅野充子さんや教室生が観賞に訪れる予定という。

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