地元調査隊が発表会

東愛知新聞社 学校 教育 2017年7月12日

田原の福江小児童

 田原市立福江小学校で11日、家族や地域住民らを迎え、全校児童が1学期の学びの成果などを披露する発表会が開かれた。
 発表内容は学年ごとに異なり、このうち6年生は「福江の不思議」をテーマに学習や研究を進めてきた。
 「校区の歴史探検チーム」のメンバー石倉滉己君、小久保生吹君、山本薫君の3人は、福江町の栖了院所蔵の「円空佛」について調査。3人は同院を訪れ、天野信浩住職に話を聞くなど取材をしてきたという。
 「円空佛」は江戸時代初期の修行僧・円空が手掛けた木彫仏。円空は生涯、数多くの仏像を世に残した。鉈彫りで荒削りに刻まれていることから、素朴さや力強さを漂わせる作風で、多くの人の信仰を集めているとされている。
 同院にある円空佛は不動明王像(約60センチ)と如来像(45センチ)の2体。住職によると、同院が地元の領主だった間宮家の菩提寺だったため寄進された歴史があり、作られた時代などは明らかになっていないが、名古屋城の木廃材を使っているという。
 発表会では、3人がポスター用紙に写真を貼ったり、説明文を加えたりした手作りの資料を手に栖了院や円空佛の歴史について、クイズを交えながら説明した。
 この地域に円空佛が2体もあることはあまり知られていないことから、発表会を参観した学校評議員や地元の古老たちも興味深く聞き入ったという。
 3人は「すごいものがこんなに近くにあるとは知らなかった」と学習を振り返り、参観者の1人で評議員の鈴木雅晴さんは「地域に足を運び、校区のことをしっかり調べ上げている。お見事」と絶賛した。

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