学生監督 勝利へ意欲

紀伊民報社 スポーツ 地域 2017年7月12日

 全国高校野球選手権和歌山大会に出場する和歌山工業高等専門学校(御坊市名田町)は、同校環境都市工学科5年生の永谷優弥さん(19)が監督として率いる。13日の開幕試合では箕島と対戦するが、永谷監督は「相手は強豪だが全力でやるだけ。悔いのない試合をしたい」と意欲を燃やしている。

 和歌山高専は硬式野球部の1〜3年生が和歌山大会に出場している。野球経験がある教員がいないため、野球部の5年生が代々、監督やコーチを務めている。

 永谷さんは、田辺市上秋津出身。小学2年生から上秋津少年野球クラブで野球を始め、上秋津中学校の野球部を経て高専では3年の時に主将を務めた。

 昨年8月、監督に就任。任期は夏の大会が終わるまで。「(学生監督は)選手と年齢が近いので話しやすいのが利点。いい伝統だと思う。高校野球の監督ができる機会はめったにない。選手時代からやってみたいという気持ちがあった」と話す。なるべく感情的にならずに選手の意見を尊重し、やる気を引き出す指導を心掛けているという。

 チームには、田辺地方の選手も多く、エースはみなべ町高城中出身の土井亜沙人君(3年)。昨年夏の大会から主戦投手を務め、制球力がいいのが持ち味。上秋津中出身のセカンド谷口温大君(3年)、高城中出身のショート永井亮君(2年)を中心とした堅い守りでリズムをつくり、攻撃につなげる。

 副主将を務める土井君は永谷監督について「年齢が近いので話しやすく、ミスをしても励ましてくれる」と信頼している。
 チームの調子も上向いており、永谷監督は「昨年夏のベスト8以上を目標に練習に励んできた。しっかり戦いたい」と話している。

 高校野球の和歌山大会は13日、和歌山市の紀三井寺球場で39校が参加して開幕する。開会式は同日正午、第1試合の和歌山高専—箕島は午後1時半からの予定。

紀伊民報社のサイトへ

購読する

最新マップ