カンムリワシ 悠々大空へ

八重山毎日新聞 自然 2017年5月19日

治療で回復、放鳥

 4月15日に登野城の花卉(かき)農園で保護されたカンムリワシ「悠々」が、18日午前9時半ごろ、現地で放鳥され大空へ羽ばたいた。悠々は15日の夕方、同農園を営む高宮恵子さん(48)と娘の春花さん(16)が敷地内の貯水槽で発見。衰弱し飛べない状態だったことから、たまよせ動物病院に搬送、治療を受けた。
 治療後は、県傷病野生鳥獣保護飼養ボランティア施設(やいま村ゲージ)でリハビリ。保護時は750グラムだった体重も840グラムまで回復。この日、右足に「M」の文字が入った緑のカラーリングを装着し、放鳥された。
 発見者の恵子さんは「病院では体温も下がりダメかも知れないと言われ心配だった。自然に返ってもしっかり生き続けてほしい」と話した。「悠々」は高校2年生の春花さんが「悠々と大空を羽ばたいてほしい」と願いを込め命名した。
 石垣自然保護官事務所の藤田和也上席自然保護官は「ことしに入り5頭のカンムリワシが交通事故で死んでいる。カンムリワシは飛び立つまでに助走が必要。事故を避けることができる安全速度での運転をお願いしたい」と呼び掛けた。

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