春の高校伊那駅伝男子40回 発着点に記念碑

長野日報社 スポーツ 2017年3月19日

 春の高校伊那駅伝実行委員会は、男子の第40回大会の記念事業の一環で大会モニュメントを発着点の伊那市陸上競技場に設置した。除幕式は18日、現地で行われ、駅伝ゲート脇に完成した大会シンボルをお披露目した。モニュメントは高さ約1・5メートル、幅約1・4メートルの緑色岩で、日展会員の金属造形作家木下五郎さん(72)=駒ケ根市=が制作した鍛金のレリーフ「伊那から世界へ」を、発着点を示す銅製プレートとともに埋め込んでいる。
 緑色岩のモニュメントの中央に埋め込まれたレリーフは直径50センチ。鍛金の技法を使って銅板から造形し、緑青と硫化仕上げで色彩を付けている。スポーツを通しての世界の平和、伊那から世界に羽ばたいていく―という選手たちの夢や希望を、地球や、鉢巻きをし、たすきをかけた選手、伊那を象徴する仙丈ケ岳で表現。作品解説で木下さんは「この作品の下に、このレリーフの下に、集まった競技者が、世界に羽ばたいていく、その日を思い描きながら創った」と語った。
 除幕式には大会役員らが参加。大会長の白鳥孝伊那市長は石の選定やレリーフ制作、銅製プレートの寄贈に対して感謝の気持ちを伝えた上で、「南アルプスから産出される緑色石はジオパークを象徴する石。伊那市がユネスコエコパーク、ジオパークを南アルプスから発信している中で、この石を使うことにはことのほか意味合いがある」と述べた。
 緑色岩の下方に埋め込まれた銅製プレートは縦15・5センチ横47センチ。「春の高校伊那駅伝 発着点」の文字入りで鋳造されており 、市内にバルブ事業の生産拠点を構えるキッツ(堀田康之社長)が、保有技術を使って制作・寄贈した。

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