庄内「フグ文化」構築へ

荘内日報社 グルメ 2017年3月17日

トラフグに続く第2弾 低利用魚のマフグ活用

 冬の新たな食材としてキャンペーンを展開した高級魚・トラフグに続き、低利用魚となっているマフグを活用し通年で庄内のフグ文化を構築していこうという勉強会が16日夕、鶴岡市立加茂水族館のダイニングレストラン「沖海月」で行われた。はえ縄漁業者と料理人が集まり、活魚のてっさ(刺し身)などを味見し提供の可能性を探った。

 トラフグが庄内の新たな食材として注目される一方で、マフグは定置網やはえ縄で掛かっても価格がキロ当たり400円から800円(トラフグは6000円から1万円程度)と低いため、漁業者もあまり重点を置いていない状況だった。

 フグを食べる習慣のない庄内でトラフグの認識が浸透する中、マフグは割安でさらに鮮度の良い状態で食べるとおいしいことから、地元飲食店に活魚で出荷することで利用拡大し魚価を高めていこうと、庄内浜一円の14人のはえ縄漁師で組織する県トラフグ研究会(五十嵐健生会長)が企画した。

 この日は関係者15人ほどが参加し、同水族館の奥泉和也館長が「新鮮だとびっくりするほどおいしい」と太鼓判を押す、活魚のマフグを沖海月の須田剛史料理長が調理。4日間寝かせたものと2種のてっさを振る舞った。料理人たちからは「こりこりの歯応えがいい」「寝かせるとうま味が出て、どちらも十分商品価値がある」などと好感触。日本料理研究会庄内支部「庖栄会」の土田常雄会長は「フグの関心が高まっている中で、通年で旅館などで提供できれば」、トラフグ研究会の五十嵐会長は「地元の人に興味を持ってもらい、フグをいっぱい食べてほしい」と話していた。

 マフグは夏にかけて捕れるといい、この他にもショウサイフグやアカメフグなども揚がるという。

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