弥生高生が熊本被災地支援 21日訪問、交流

長野日報社 地域 2017年3月16日

 熊本地震の被災地支援に取り組む伊那弥生ケ丘高校(伊那市)の生徒会、美術部の生徒や顧問ら7人が21日、熊本市や益城(ましき)町を訪れて高校や保育所で交流する。美術部が住民と協力して制作した折り鶴アートや手作りクッキー、生徒会が文化祭や音楽会で集めた募金などを直接手渡す。折り鶴アートは熊本市役所の被災者支援センターに飾られる予定。生徒たちは「協力してくれた地域の皆さんの思いを届けてきたい」と多くの善意を胸に足を運ぶ。
 被災地に笑顔を届けようと昨夏、地域に広く呼び掛け「熊本城と高遠の桜」をテーマにアートを制作した美術部。多くの協力で約6000羽の折り鶴で飾り、華やかなモザイク絵画が完成した。
 縦1.8メートル、横2.7メートルの大きさだが分割でき、訪問する一行は車に積み込み、大阪からフェリーで九州に渡って熊本市役所まで届ける。さらに同部は伊那市内の竜西保育園、パン屋「サン・トノーレ」と協力して作ったオリジナルパンの経験も生かして今回、クッキーを手作りし、益城町第3保育所に持参する。
 8万6443円に達した生徒会の募金は、震災直後からつながりを持った熊本第二高校(熊本市)に届ける。同校は被災が大きく、生徒会費に活用して学校生活の復興に役立ててもらう。
 16日には、後輩たちの積極的な活動を応援しようと、同校同窓会の久保田裕子会長、OBで菓子庵石川(伊那市荒井)の石川信頼さん(33)が出席して同校で激励会が開かれた。同窓会は熊本への旅費をサポートし、石川さんは同社の菓子約300個を生徒に託して被災者に贈る。
 熊本に赴く生徒会の長津美香会長(2年)、美術部の浦野広菜部長(同)は「熊本が今後頑張れるよう、私たちの元気なパワーを送ることができれば」と話した。

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