「道の駅くちくまの」好調

紀伊民報社 地域 2017年3月16日

 和歌山県上富田町岩崎の紀勢自動車道上り線にある「道の駅くちくまの」の利用が好調だ。2016年度は1日平均900人が来場し、管理する町商工会は「上り線だけの利用にしてはまずまず」とみている。19日には道の駅で「かみとん市」があり、地元の事業者が町の良さをPRする。

 道の駅くちくまのは紀勢道の開通に合わせて町が建設し、15年8月にオープンした。町商工会が指定管理者になり、物品販売やレストランの業務を「かどや」(印南町)に委託している。

 町商工会によると、16年4月から17年2月までの1日平均入場者数は898人。月別では5月(1082人)と8月(1429人)が千人を超えている。入場者数は、物品の購入者とレストランの利用者から算出した。ほかにトイレ休憩だけの人も多い。白浜温泉など紀南の観光地を訪れた観光客が立ち寄っている。

 国道42号岩崎交差点からJRの線路を渡って裏手からも施設に入れる。地元の人が食事や買い物に訪れるケースも増えているという。

 一方で、町商工会の「道の駅振興対策委員会」(井谷康司委員長)は「道の駅だけで完結するのではなく、後に来場者が町内を訪れる仕掛けづくりが必要」と強調する。道の駅くちくまのに商品を納入している92業者のうち、町内は22業者と少ない。対策委は15年11月から道の駅で定期的に「かみとん市」を開き、地元の産品をPRしている。

 かみとん市は過去4回開き、町内の事業所19〜26店舗が出店。飲食物や農産物を販売するなどし、来場者は1500〜2千人だった。今後は商工会内だけでなく、道の駅の出店者や町民らを加えた新たな組織をつくり、道の駅の振興を考えていくという。

 5回目の「かみとん市」は19日午前10時〜午後4時にあり、町内の21事業所が出店する。小雨決行。飲食物や地元の野菜のほか、旬のイチゴや地域おこし協力隊が開発したアユ料理を販売する。午前9時半から随時、上富田文化会館と会場を結ぶ無料のシャトルバスを出す。

 問い合わせは、町商工会(0739・47・1531)へ。

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