鉄塔で救助訓練、中電と消防局

宇部日報社 社会 2017年3月16日

 中国電力山口電力所(藤井俊英所長)と宇部・山陽小野田消防局(江本祥三消防長)の合同救助訓練は14、15の両日、二俣瀬善和の同電力所で行われた。中電が行う県内初の合同訓練で、15日は約60人が鉄塔で作業中に体調を崩した人を助け、有事の対応を確認した。

 訓練は約30メートルある鉄塔の中腹で、修理・点検作業中の人が動けなくなり、同電力所と宇部・山陽小野田消防局が協力して救出する想定。要救助者の体を包むピタゴールやロープ、滑車を使う斜めブリッジ救出という手法を用いた。初めに電力所員が鉄塔に登り、ロープを掛けられる場所やどこに電気が流れているかなどを助言。消防局員は被災者に「大丈夫ですか」「安心してください」などと声を掛けながら迅速に対応した。

 同局警防課の末永和義課長は「救助事案は一歩間違えれば大惨事になることもある。危険と隣り合わせだと意識し、有意義な訓練にしてほしい」と話した。山口電力所の田畑瑞穂副所長は「送電設備は台風などで故障することもある。有事に自分が何をすべきかを考えて」と呼び掛けた。

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